ワンニャンアカデミー
 

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第9回:事件その3

やっぱりおウチがいちばん
近所のオバサン(※1)、ありがとうワンッ! ボクが“どん”だって気づいてくれて。オバサンがおウチに電話してくれたおかげで、お父さん、ユミちゃん、ケンタ君、みんなで迎えに来てくれた。遠くからユミちゃんが「ど〜んっ」って呼んでくれて、ボクも嬉しくて嬉しくてワオ〜ン、シッポもブンブンふって走り出しちゃった。一緒に待っててくれたオバサンに、いっぱいお礼を言って頭を下げてるお父さん。クゥンクゥン、ありがとうクゥン。「もう一人で何処かに行っちゃダメ」って、みんなに叱られちゃった。うん、ごめんなさい。これからは気をつけますワン。
おウチに帰ったら、お母さんが美味しいお水とゴハン、それにあったかいミルク(※2)も用意してくれていた。ネコの“まい”に「おバカねえ」って言われたのはちょっと悔しかったけど、やっぱりおウチがいちばん。みんな、いっぱい心配してくれてどうもありがとうワンワンッ。

※1【ご近所づきあい】
イヌ・ネコ、その他ペットを飼う際(室内飼いでも同様)、ご近所づきあいは大切です。ペットの鳴き声や匂いは飼い主にとっては「カワイイ」声でも、他人や動物が嫌いな人にしてみるとただの迷惑。日頃からのおつきあいの中でペットがいることを理解してもらったり、何か迷惑をかけていないかなど聞き交流を図っておくのがマナーです。またペットを飼っている人同士なら、動物病院やペット用品ショップなどの情報交換ができます。いざという時にも心強いのがご近所づきあいです。本文に戻る
※2【ミルク】
「イヌ・ネコはミルクが好き」と思っている方が少なくありません。たしかにミルクは大好物のひとつですが、実はイヌ・ネコと牛のミルクは構造が異なります。生後間もないイヌ・ネコやお腹の弱いコは、この構造の違いから下痢を起こしたりすることもあります。理想的なのはイヌ用、ネコ用、それぞれ専用に調合されたミルク。市販されていますので、動物病院やショップで相談してみましょう。本文に戻る

どんちゃん、よかったね
大事件も近所のオバサンのおかげで無事解決。どんちゃんたら、ホントにおバカニャ〜ン。でも、よかった、よかった。アタシだって、ものすご〜く心配したんだから。おばあちゃんだって、いつもの時代劇も見ないで心配してたのよ。こんな大騒ぎを見ていると、ウチの家族はどんちゃんを愛しているんだニャアって嬉しくなっちゃう。もちろん、アタシだって愛されているんだニャあ〜ン。グルグル〜。(※3)
もし今夜どんちゃんが帰って来なかったら、実はアタシ、ご近所の“ネコさん集会”(※4)に出て、「どんちゃんを探して」ってみんなにお願いするつもりだったの。ご近所のネコさんネットワークは、多分お父さんが使っている「インターネット」よりも頼りになるのよ。ただ困っちゃうことがひとつ。アタシたちの間で分かったことを人間に教えてあげようと思っても、なかなか言葉が通じないってことねえ。たまーに分かる人間もいるんだけどねえ。あ、この話は次回ね。

※3【家族の愛情】
イヌ・ネコ(他のペットも同様)が好きだから飼っているわけですが、その愛情を伝えるには知識も必要です。可愛いからといって人間の食べ物を与えると塩分や油分が多すぎて健康を害することがあります。甘やかしすぎて単なるワガママなコに育ててしまうこともあります。飼うペットの生態や習慣をよく理解して、「一緒に暮らす」という観点で愛情を注いでほしいものです。本文に戻る
※4【ネコの集会】
公園などでネコの集会を見かけたことはありませんか?ネコ同士が集まって情報交換をしているといわれていますが、これはテリトリー確認のための集会です。ネコのテリトリーは、飼いネコでは自宅を中心に半径200〜500メートル、野良ネコだと1キロ程度です。室内飼いのネコにもテリトリーがあります。特に多頭飼いの家では顕著で、ネコによってお気に入りの場所やあまり近づかない場所が明確に分かれているはずです。本文に戻る
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